2017-11-07 廃句10首 この道に咲くしかないのか寒椿 新緑の街行くデモや老い忘れ 夏の朝始発電車の遠い音 冬を待ち蕾を開く花もあり 枯れ枝の末に見みえてる希望かな 亡き友のアドレス消すや寒の入り 後悔の臍を噛みつつ除夜の鐘 昼酒や日がな一日春の雨 春がきた障子を開けて爪を切る 腰痛く桜便りは聞き流し